風邪の予防等で「免疫力」を高めるための食材や健康法を意識したことがある方はいらっしゃると思います。
しかし、体内で免疫に直結する細胞がどこなのかまでご存知の方はどのくらいいるのでしょうか?
今回は免疫細胞である「ミトコンドリア」についてご紹介します。
ミトコンドリアの役割
「ミトコンドリア」
理科の授業等で耳にしたことがある方が多いとは思いますが、どのような役割を持っていたか覚えていますか?
まずは、どのような働きをするのか説明していきます。
ミトコンドリアとは?
ミトコンドリアは、細胞の中にある1つの小器官で、細胞全体の10~20%を占めています。細胞によって100~3,000個もの数が含まれ、様々な役割を果たしています。
その役割の中で最も重要な働きを紹介します。
ミトコンドリアはエネルギー工場
最も重要な働きは、人間が呼吸をして体を動かすために必要なエネルギーを作り出すことです。
ミトコンドリアは、栄養と酸素からATP(エネルギー)を作るエネルギー工場の役割を持っています。
ミトコンドリアの欠点
このミトコンドリア、人間が生きていくために大きく関わっていますが、それに伴い2つの欠点があります。
それはいったい。。。
欠点①:エネルギー生産において
先ほどエネルギーを生成するといいましたが、その時に欠かせないのが酸素です。そして、取り込んだ酸素の1~2%が活性酸素に変わってしまいます。
つまり、ミトコンドリアは、エネルギーを生産すると同時に病気の元となる悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)も作ってしまうのです。
欠点②:老化において
若いミトコンドリアはSOD(Superoxide Dismutase)という抗酸化酵素をあわせ持っているため活性酸素を除去することができます。
しかし、老化とともにSODの生産が減り、除去しきれなくなった活性酸素がミトコンドリアの膜を酸化し穴をあけてしまうのです。そうすると、活性酸素が細胞核内のDNAに傷をつけ、正常な細胞を変化させてしまい病気となってしまいます。
ミトコンドリアにおける水素の役目
それでは、どうしたらミトコンドリアを元気な状態で保つことができるのでしょうか?
ここで登場するのが、水素です。
水素の大きさとスピード
水素は宇宙で最小の物質であるため、基本的には全ての物質を通過することができます。
ヒドロキシラジカルの発生源であるミトコンドリアの内部に到達するためには、細胞膜→外膜→内膜と通過する必要がありますが、水素は他の抗酸化物質に比べると非常に早く到達することができます。
ヒドロキシラジカルの除去
水素には到達スピードだけでなく、もう1つ特徴があります。
それは、活性酸素の中で最も酸化力が強いとされているヒドロキシラジカルのみを除去することが可能です。
つまり、ミトコンドリアは水素によって害となっているものを取り除かれ、元気な状態を保てるようになります。それにより、免疫強くいられるのです。
まとめ
今回は、免疫細胞であるミトコンドリアと水素の関係性について紹介しました。
ミトコンドリア自身でも免疫を高めることはできますが、水素を取り入れることでより高い免疫力を保てるのです。
ぜひご活用ください。